岡山理科大学岡山理科大学
岡山理科大学

岡山県・愛媛県にキャンパスを構え、理工学部系を中心に7学部21学科・6,828名(2020.5.1現在)の学生に高等教育を提供。「ひとりひとりの若人が持つ能力を最大限に引き出し技術者として社会人として社会に貢献できる人材を養成する」を建学の理念として、知識面だけではなく、考え方や生き方においても学生の本質的な成長を促せる環境を整えている。

岡山理科大学

岡山県・愛媛県にキャンパスを構え、理工学部系を中心に7学部21学科・6,828名(2020.5.1現在)の学生に高等教育を提供。「ひとりひとりの若人が持つ能力を最大限に引き出し技術者として社会人として社会に貢献できる人材を養成する」を建学の理念として、知識面だけではなく、考え方や生き方においても学生の本質的な成長を促せる環境を整えている。

課 題

・退学者や休学者を事前に発見し、減らしたい。

・教職員への負担をかけずに学生全体のレベルを引き上げたい。

・学生に合う教職員やカリキュラムを整備したい。

・学生が、自分で考えて感じて判断し、行動したことに責任を持てるようにしたい。

目 的

・困っていてサポートを必要としている学生とリーダーシップを発揮できる学生の早期発見。

・学生の強みや改善点などを客観的に把握。

・人間性や価値観の充実化を目指す授業での使用。

効 果

・新学期や授業開始前に、今一番ケアすべき学生をすぐに把握できた。

・教職員が学生それぞれにすべき接し方を明確化できた。

・人間性や価値観の充実化を目指す授業で、学生の客観的な自己分析に役立った。

・今後、どのような授業や接し方が良い効果を与えるか、ビッグデータ分析に期待。

導入前の課題

本学は面倒見の良い大学だと思うのですが、うまくマッチできなくて休学や中退をする学生も少なくありません。全学生の中から支援が必要な学生を見つけることも困難でしたし、本人たちも自分からは手を挙げにくい。さらに、教職員が学生支援に力をかけすぎて負担となるという問題も全国的な課題としてあります。それらの解決策や学生の全体のレベルの底上げ方法を考えたときに、まず一番ケアが必要な学生層と、そういう学生たちを支えてレベルを上げられる学生層の両方をスピーディーに見つける必要があると思いました。

加えて、自分の強みや改善点を客観的に知ることができる科目は今までの教育にはなかったので、自身の生き方や学ぶ意味を見つめ直せる授業などを学生に提供したいと思っていました。さらに、教職員全員で学生の情報を見られるようにすれば、相性の合う先生も見つかりやすくなり有意義な学生生活を提供できるのではないかと感じていました。

導入の決め手

日本一教育力が高い大学を作りたくて、客観的な判断材料やシステムを探しているときに運良くトワールさんと出会いました。実際に濵野さんと会って20〜30分話しただけで意気投合し、当時は大学生用の検査は無かったので作ってもらって早速、試行的に使い始めました。それで、やっぱり使えるな、と。サポートや対応も迅速だし、事務的じゃなくて志があるのが良いです。僕たちから見ると会社ではなく民間の教育機関みたい。濵野さんと、利益などよりも先にまずは目の前の学生をどうにか助けたいという想いが一致しているのは強いです。

導入後の変化

2020年度は新入生全員が受検しましたが、最初の段階で今一番ケアすべき学生や、教職員が気をつけるポイントを負担をかけずに把握できたのは大きな収穫でした。夏休みまでの中退を減らすには4月中が勝負で、そのための検査は欠かせません。2022年度は入学式前に検査できるかを考えています。

検査結果に教職員が学生にどう接すれば良いかが書いてあるのが非常に良いですし、助かっています。学生と直で接して最終判断すべきだと思っているのでデータだけで判断するわけではありませんが、8〜9割は信じています。

心を育成する授業でも、学生が自分の認知能力や非認知能力を知ることで新たな自分に気づけたり、結果という材料も使えるので自分についてのプレゼンもやりやすいようです。これら授業を受講した500〜600人の学生は特に自分を知ることのありがたみを分かっています。この授業は2022年度からは4年間継続受講という形で行っていきます。

今後は、学生の検査結果がどのような授業や接し方で改善されたかを濵野さんと分析することで、学生のタイプに合った授業や教職員の接し方を明確化して、ビッグデータとして揃えていきたいと考えています。

秦 敬治 様
お話を伺った方

秦 敬治 様

(副学長 教育推進機構長)

日本一教育力が高い大学を作りたいという志を若い時から掲げ、今までの大学にはない新しい企画をし続けている秦様。所属に関係なく全教職員で全学生を育てたいという想いや、人間性の向上を促したいという考えから、新しいサービスを積極的に取り入れたり、学部を超えたカリキュラムの新設に注力したり、また、「こころ豊かに生きる」ための授業では自ら教鞭を執って学生のリアルな声に寄り添っている。

岡山理科大学

法人名

学校法人加計学園 岡山理科大学

事業内容

岡山県と愛媛県にキャンパスを構え、理工学部系を中心に7学部21学科・6,828名(2020.5.1現在)の学生に高等教育を提供

設立

1964年

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